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ついに、建物の外壁工事が終了いたしました。
これで外観部分は 玄関まわりのコンクリート工事と
玄関庇などをとりつければ完成です。
本計画では、建物の外周部分には、
黒に近い、ガルバリウム鋼板と呼ばれる金属系サイディングを用い
中庭には、室内へ光が反射して入るように、
白い、窯業系サイディングを使っております。
※窯業系サイディング…センメント質原料に繊維系原料を混ぜ、
加工し、硬化させたもの
↑2階から北側を見た写真です。
右奥の中庭に光が落ちてくる様子が良く分かります。
屋根材には、真夏に熱を持ちすぎないように、
シルバーのガルバリウム鋼板を用いています。
↑外壁がの工事が終わり
左官屋さんが、基礎の補修や 土間を打っていきます。
まちの中に黒い箱が、ポンと置かれ
建物内に光を取り入れる白い穴がくりぬかれ、
その穴(中庭)とガケ地側の眺望を通して
まちと繋がる、シンプルな構成の建築です。
↑ガケ地側から見た外観です。
南側には、各階に大きな開口部があるので
採光、風通し、眺望、全て抜群です。
本日は、金物検査の様子をお伝えします。
金物検査とは、
在来軸組工法と呼ばれる木造住宅の柱や梁、土台といった
構造部材同士の接合部を繋ぐために用いられる補助金物が
しっかり取り付けられているかを確認することです。
↑ホールダウンと呼ばれる金物です。
柱が土台や梁から引き抜けるのを防ぎます。
金物がきちんとついていないと
建物の荷重がきちんと伝わらず、
安全性の高い建物はつくれません。
また、壁が出来上がると見えなくなってしまう部分ですので
工事の途中段階で、きちんと見ておかなければならないのです。
↑柱や梁のまわりに様々な金物がついています。
工務店さんが一度確認した後に
当事務所と、構造設計士の方とで検査を行います。
その次に、第三者期間の検査として
確認申請機関と瑕疵保障会社の検査も受けます。
↑検査の様子です。複数人の目で確かめることで精度の高い
建築がつくられていきます。
以上の、何重もの検査を合格して初めて、
次の工程へと進んでいけるのです。